情報社会のリスク①

ITコラム
2013年11月8日

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ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~

 

情報社会のリスク1社内のネットワークに繋がったCanonとEPSONの複合機(ファックス、スキャナーなどいろんな機能を持ったプリンタ)でコピーしたり、スキャン(紙の情報を画像データとして取り込む機能)したデータが、機械の記憶機能の中にそのまま残り外部からの盗まれる可能性があることがニュースになりました。
 
この問題を二つの視点で考えてみると、一つ目は複合機がもつ消去の機能に関することです。
 
使用したデータを残さない『消去機能』で解決します。ただ、この機能は、情報を完全に消去するものと、複合機内の記憶装置のどの部分に格納したかの“番地情報”だけを取除く簡易的なものがあり、簡易的な機能の場合、復元される可能性があります。皆さんが使うパソコンも同じで、データを『ごみ箱を空にする』という機能だけでは完全に消去したことにはならないので気をつけましょう。使えなくなったパソコンをそのまま廃棄業者さんに渡すのは禁物、消したと思った情報は復元できることを認識しておきましょう!
 
二つ目は社内ネットワークのセキュリティー、これは来週解説します。
 
 
ちょっと一息
 
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