No.301 SDGs 国連主導の持続可能な開発目的について…

ITコラム
2019年6月12日

ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~

 2001年、国際社会の共通目標としてミレニアム開発目標(MDGs :Millennium Development Goals)が、国連ミレニアムサミットで採択された。これは、2000年にニューヨークで採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に主要な国際会議などで採択された国際的な開発目標を統合したもので、『ミレニアム目標』とも呼ばれている。ミレニアムとは、ラテン語の「mille千」と「annum年」を合わせた造語で「千年」を意味する。

宣言の目標は次の8つが掲げられている。

1.極度の貧困と飢餓の撲滅

2.普遍的初等教育の達成

3.ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上

4.幼児死亡率の削減

5.妊産婦の健康の改善

6.HIV/エイズ、マラリアその他疾病の蔓延防止

7.環境の持続可能性の確保

8.開発のためのグローバル・パートナーシップの推進。

これらを、持続可能な開発目標MDGsのステップアップ目標として2030年に達成すべく、2016年から具体的な施策が展開され、達成状況が評価されている。なかでも7番目の[環境の持続可能性の確保]は、我が国産業界への影響が大きい。

次回は、『7.環境の持続可能性の確保』について分析してみよう…