No.266 QRコード
ITコラム
2018年9月12日
ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~
スマートフォンによる モバイルペイが爆発的に普及している中国、その要因は日本のデンソーウェブが発明した「QRコード」にあることはご承知の通り。左の「QRコード」は、筆者が所属する会社のホームページに誘導するようなっている。ネットサイトで簡単に無料で作れ、会社案内や名刺への表示も多くなっている。
図の上両隅、下左隅にある3個の四角は基準点で「ファインダーパターン」と名付けられている。ファインダー(Finder)とは発見者・方向・距離を測定する起点という意味、この3つの起点でドットの情報を判断する仕組みとなっている。
「QRコード」一つで1,817文字、原稿用紙4.5枚分の情報が入り、不規則な『シミ・汚れ・少々のねじれ』なども修正して読み取ってくれる。全日空では2007年に脆弱で高価な磁気式の航空券から「QRコード」に切替え、現在ではほとんどの航空会社に広まった。
次世代型としては、同じ情報量だが従来の10〜100分の1サイズの「マイクロQRコード」、さらに4万文字の情報を持つことができる長方形型の「i QRコード」が開発されている。将来はファインダパターンも必要なくなり、用途も更にいろんな分野に広がっていくのだろう。
無くなる言葉:主に男性、残存頭髪を長くして存在しない部分を覆う髪型「バーコードヘア」