No.263 中国のIT事情  その3: 中国の宇宙覇権

ITコラム
2018年8月22日

ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~

 1957年10月、旧ソ連が世界初の人工衛星「スプートニク1号」、翌11月、犬の『ライカ』を乗せた「スプートニク2号」も打ち上げ成功(ライカは2日間生き抜いたらしい)。米国はスプートニク・ショック、その後一進一退の宇宙開発競争が繰り広げられ、1961年ケネディ大統領の「1960年代に人類を月面に到達させ、地球に帰還させる」という施政方針に応え、1969年7月『ニール・アームストロング船長、バズ・オルドリン月着陸船操縦士、マイケル・コリンズ司令船操縦士』の三人を乗せた「アポロ11号」プロジェクトがそれを果たした。

一方、中国は2003年『楊利偉』を搭せた「神舟5号」を打上げ、世界で3番目の有人宇宙飛行を成し遂げた。この中国、地球を俯瞰的に窺うために、月面に原子力発電所やレーザー砲を設置した軍事基地を建設し、さらに火星への人類到達も目指しているという。各国の宇宙予算[2013年度]は、日本:1,500億円、ロシア:5,000億円、アメリカ:1.7兆円、欧州:6,000億円で、中国は非公開だが6,000億円程度といわれている。

異民族の侵攻を威嚇迎撃するとして『秦の始皇帝』に始まった総延長6,259.6kmの「万里の長城」は宇宙から見える唯一の人工構造物といわれているが、そのために民は疲弊した。限りない宇宙への野望、100年後の中国はどこへ行っているのだろう…

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