No.250 この3月12日、ISOに労働安全衛生(ISO45001)がリリースされました
ITコラム
2018年3月28日
ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~
ISO化される前は、イギリスのBSI(英国規格協会: British Standards Institution)が1999年4月にOHSAS 18001(規格)として発行、8年後の2007年、大幅に改定され、国際標準となり、現在は127か国で約9万件超が国際認証として登録されている。
OHSASとは、Occupational Health and Safety Assessment Seriesで、直訳すると“労働衛生および安全に関するマネジメントシステム”となり、安全より衛生が先にきている。労働者の精神衛生ケアをも重要視されているのだろう。目的は、労働安全衛生に対するリスク対策の一覧化及び、責任所在の明確化となっている。
日本における労働者の精神衛生は、大阪商工会議所が2006年にメンタルヘルスマネジメントの資格者検定制度を確立している。
この検定は1〜Ⅲ種の三段階で、1種の合格率は10%代と難関、有資格者は、人事戦略・方針を踏まえたうえでメンタルヘルス計画、専門機関と連携し、社員教育・研修等に関する企画・立案・実施ができる。
今回、労働安全とともにメンタルヘルスケアの重要性を認識して頂いた上で、来週からISO労働安全衛生 45001をシリーズで解説しよう…
小噺:学生2人が試験に遅刻、教授に車がパンクしたと嘘の弁解。教授「OK!、特別試験をしよう」試験は2人別々の部屋、第一問は簡単で配点は5、第二問『さて、パンクしたのはどのタイヤか?』配点は95点だった