外国人技能実習制度

ASCAの独り言
2018年1月17日

独り言:厚労省のHPには「技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、技能、技術又は知識の開発途上国等への移転を図り、開発途上国等の経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的としております。」と記述されている。昨日のニュースで、日本に来て技術・技能を学んでいる外国人実習生の労災死(3年間で22名死亡)が日本全体の労災死に比べ約2倍に上ることが分かったとの事だ。様々な国(特に東南アジア諸国)から様々な思いを持ちながら日本という国にやって来て、技能・技術を学び、習得し、母国に帰ってそれを活かして活躍する。この良い流れを淀みなく進めるためには、この労働災害を限りなくゼロに近づける必要がある。日本人の考えは「安全神話」で成り立っている嫌いがあり、「労働災害は起きない」と言い切る人たちもいる。労働安全衛生の基本はリスクアセスメントであり、すべての危険源を洗い出し、どこまでが許容できるリスクで、許容できないリスクはどのように管理するかが重要なことで、人・モノ(設備など)・管理で一番重要なのは『管理』であり、先述した「外国人実習生」に対しては、安全面で管理策を徹底し、労働災害に遭わず、研修後には母国で家族・国のために働けるようにあらゆる面でサポートして行く必要があるであろう。