No.253 仮想通貨その2
ITコラム
2018年6月13日
ISO 飛鳥 石橋一史によるITコラム
~帝国ニュースに掲載されたものを紹介していきます~
歴史上、幾たびか『通貨の大変革』は起きており、その都度人々は通貨に対する概念を変えてきた、『仮想通貨』もその一つであることを先週解説。今週は仮想通貨の国際的な状況を把握してみよう。現在、仮想通貨は世界中で600種超と云われているが、代表的なものは次の4種。
ビットコイン[BTC]:時価総額は109億ドル(約1.2兆円)、サトシ・ナカモトなる人物の論文に基づき、2009年に運用を開始、2013年から値下がりしたが2015年には回復し、2016年に急騰(30万円が1億円)。占拠率は90%以上で仮想通貨の代名詞となっている。
イーサリアム[ETH]:時価額は13.5億ドル(約1.5千億円)とBTCの12%程度、規模は拡大傾向。
リップル[XRP]:あのGoogleが出資、マーケットはまだ小さいが信用度は高い。
ライトコイン:以前は2番手であった、決済スピードが早く店舗運用に適し、巻き返しを窺っている。
2017年のビットコイン世界売買の9割を中国が占めている。ドル高・人民元安を背景に当局の監視をかい潜り、人民元を仮想通貨に換える動きが広がっている。また、株・為替のように投機対象のうねりも高まっており、新種の仮想通貨から大化けするものもでてくるのだろうか…
小咄:パンを2ドル分買った男の子がいつもより小さいので「いつもより小さいよ」、するとパン屋の主人「この方が持ち帰るのに楽だろ」、男の子は1ドルだけ置いて「そのほうが数えるの楽だろ!」