裁判員

ASCAの独り言
2018年5月21日

独り言:昨年1年間の辞退率は過去最高の66.0%、出席率は過去最低の63.9%。これは施行から9年を迎える裁判員制度の数字だ。

「日本に約1億人いる衆議院議員選挙有権者市民)から無作為に選ばれた裁判員が裁判官とともに裁判を行う制度で、国民の司法参加により市民が持つ日常感覚や常識といったものを裁判に反映するとともに、司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上を図ることが目的(Wikipedia抜粋)」というものだが、実際には、殺人現場の写真や、被害者、遺族の証言など時には耐え難いことを経験する。しかも、国民に参加が強制(拒否権がない)され、正当な理由なく出頭しなければ行政罰として過料に処される。

さらには、裁判員は審理に関して終身(一生涯)の守秘義務を負い、ごく一部の場合を除き、「評議の秘密」ならびに、その他「職務上知り得た秘密」を公にしてはならないとされ、違反した場合は6か月以下の懲役刑または50万円以下の罰金刑になるとの事だ。