8050

ASCAの独り言
2018年3月6日

独り言:80代と50代親子2人の遺体が見つかったのは1月、低栄養状態による低体温症での衰弱死、アパートの1室での出来事だ。普通考えると子供が室内で不慮の死を迎え、高齢で何もできない親が衰弱死したと思うが…。実際には、親が先に亡くなり、子供が衰弱死したそうだ。亡くなった子供は長年、引きこもりだったという。

専門家は「支援策を整えなければ同様の孤立死が増え続ける」と訴え、内閣府は平成30年度に、40~59歳を対象にした初の実態調査を行うことを決めた。ひきこもりの長期化によって、親も高齢となり、収入が途絶え、医療・介護費がのしかかり、孤立し、困窮するケースが顕在化し始めてきた。題名の8050は「80代の親と50代の子」を意味し、「8050問題」と呼ばれている。このようなニュースによって目覚ましく進歩する日常の暗部が見えてくる。